オリンピックで最も過酷と言われる競技・トライアスロン

スポーツ選手

トライアスロンは3種の競技を同時に行う非常に過酷なスポーツです。競技はスイム(水泳)、バイク(自転車)、ラン(持久走)の順となっており、レースごとにそれぞれの距離は異なります。

トライアスロンは1974年にアメリカのカリフォルニア州で初めて競技が行われました。
その後、世界の各地で様々な大会が開かれるようになり、2000年のシドニーからはオリンピックの正式種目として採用されることになったのです。

トライアスロンの距離については、主に3つの基準が設定されています。ロングは最も距離が長く、3種の競技を合わせた総距離は200kmに及びます。
ミドルは総距離が100kmから120km程度であり、ショートの総距離は50km程度です。
オリンピックのトライアスロンはショートに該当し、その距離はスイムが1.5km、バイクが40km、ランが10kmに設定されています。オリンピックのトライアスロンがショートであるのは、距離が長すぎると競技の円滑な進行が難しくなることが理由となっているようです。

オリンピックにおけるトライアスロン競技は、2000年のシドニーから2016年のリオデジャネイロまでこれまでに5回(男女合わせると10回)行われています。
最もメダルの獲得数が多い国はイギリスとスイスで、それぞれ金メダル2個・銀メダル1個・銅メダル2個の合計5個を獲得しています。

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2020年の東京オリンピックではお台場海浜公園を会場として、トライアスロン競技が行われます。通常の男子・女子の個人競技に加え、新競技として男女混合のリレーが行われる予定です。