プロスポーツ選手のルーティーン

ルーティン

スポーツ選手には、ルーティーンと呼ばれるものを取り入れている人が多くいます。スポーツの現場に出る前に先立って行う、その選手が決めた一定の動作のことです。たとえば、メジャーリーガーのイチロー選手が、打席に入る際にいつも決まった動作をすることはよく知られています。

また、ラグビーの五郎丸選手のキック前の独特な仕草も話題になりました。これらのように「このような場面では毎回こういうことを行う」というのがルーティーンです。これは何のために行うのでしょうか。同じ動作を習慣づけることで、その動作の後にくる「ここぞ」という大事な場面への集中を高めることがしやすくなるのです。

また、いつも決まった動作を行うことにより、自分に「いつもどおりだ」という暗示をかけ、余計な緊張を防ぎ不安を取り除く効果があると言われています。結果を出すことがとても大事なプロスポーツの選手にとって、大事な戦略の一つと言えるでしょう。なお、動作だけでなく、試合前には必ずこれを食べる、どちらの足から靴をはくかを決めているなどの習慣も含めてルーティーンと呼んでいることもあります。